産後、ひざや股関節の付け根などが痛いという方は多く見られます。産後にひざが痛くなる原因としては、妊娠で体重が急激に1.5倍程度に増加することによるひざへの負担が挙げられます。また、24時間体制という赤ちゃんの世話でひざを酷使することや、妊娠時のホルモンバランスの崩れから一時的にひざ関節が弱まっていることも考えられます。
サッカー選手で股関節に痛みが走るという方は非常に多いです。痛みの原因は色々ありますが、とても多く見られる原因として変形性股関節症が挙げられます。変形性股関節症とは、股関節の軟骨に磨耗や変性を起こすことをきっかけに、炎症を起こして痛みが走り、股関節が徐々に変形して行く病気です。
この病気の原因も色々ですが、サッカー選手の場合、股関節の使い過ぎや怪我が主な原因と考えられます。しばらくは股関節への負荷を軽減し、回復を待った方が良いでしょう。
また、関節構成物質であるヒアルロン酸が減少がしている状態なので、ヒアルロン酸の補充も回復を早めるのに効果があります。
ヒアルロン酸は、手羽先や魚の目、フカヒレ、豚足などの食べ物に多く含まれますが、そのまま経口摂取しても消化吸収されにくいため、消化吸収されやすい状態に加工されたヒアルロン酸サプリメントで補うことをお勧めします。
階段の昇降時に膝に痛みが走る場合、変形性膝関節症になっている可能性があります。変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨が変性や磨耗したりすることで骨膜に炎症が起き、痛みを伴う疾患のことです。
そのまま放置しますと、どんどん悪化して行き、軟骨は全て擦り切れ、骨にまで磨耗が及ぶようになります。関節は変形しながら再生と磨耗を繰り返し、最終的には歩くことすらできなくなってしまう病気です。
膝の疼痛の原因は、変形性膝関節症である可能性が高いです。この病気は、初期段階では膝がコツコツ、あるいはミシミシと音を立てることがありますが痛みはありません。
その内、歩き始めや立ち上がり時などの動作初めに痛みを感じるようになります。一旦、動き出すと痛みは消えるのですが、病状が悪化するにつれて動作中でも痛みが襲って来るようになります。
更に、関節の可動域が狭くなって来るため、正座やあぐら、和式トイレで用を足すことなども困難になって来ます。最終的には安静時にも痛みを感じるようになり歩行も困難になってしまう病気です。
走るとひざが痛いのは、一概には言えませんが、変形性膝関節症の初期症状が考えられます。変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨や骨がぶつかり、磨耗と再生を繰り返しながら、どんどん膝関節が変形して行ってしまう病気です。
ひざを酷使するスポーツ選手に起こりやすい病気で、肥満や筋力低下などもこの病気の原因になります。ランナーの場合、ひざの使い過ぎが原因である可能性が高いため、あまりひざを使わないようにする必要があります。